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最近ステイホームをしているお陰で、少しずつ本を読む習慣が戻ってきました。
といっても月に4、5冊くらいのゆったりしたペースです。
そうした読んだ本の中で、火曜日と金曜日にアップしながら紹介をしていきたいと思います。
「あなたは絶対!運がいい」
著者は、浅見帆帆子氏です。読まれた多くの人が、考え方がポジティブになった。と言われているように、ポジティブな言葉のオンパレードです。
近頃テレビでは、「人生は、そんなに甘くない。苦しいものだよ。辛いものだよ。」というようなCMが流れてたりしますが、この本は、まったく真逆です。人生は、やはり楽しいものです。そして考え方一つで、
どんな人も絶対に運がいいのです。
どのような境遇のなかで産まれてきても、この世に生を受けて誕生したということは、絶対にありがたいことです。
つい先日、この本の内容を女子刑務所で話したことがあります。
彼女たちの人生は、ぞれぞれが自分自身を振り返ったとき、「あいつがいたから。」
「あいつに会ったのが運の尽き。」というような歩みをしてきた人がたくさんいます。
「今まで運が悪かった。」と、思っている人たちが多いなか、少しでも変わっていける切っ掛けを掴めるのならという思いをもって話してみると、真剣に耳を傾けてくれました。
本の内容
毎日の生活のなかでこのように過ごしてみたら?というような書き方で、やさしく導いています。
そして、日常でできるプラス思考の作り方を7つに分けて書いています。
1、日常生活の小さなことにイライラしたり、文句を言ったりしない。
2、いつも笑顔で過ごす。
3、家族や友人、身近な人々と円満に過ごす。
4、まわりの人に寛大になる、思いやる、親切にする。
5、その時、目の前にあることに全力を尽くす。
6、自分の行いをよくする。
7、自分の行いを振り返る。
このように書かれていると、一つずつクリアして全部を治めて初めてプラス思考が得られると思いがちですが、そうではありません。
これを全部しろ、とは言っていません。
いま自分が思いつく、自分に合ったことだけを積極的にやればいい。
何か一つでもいいからしてみる、そのように導いています。
逆に、日常生活のなかで心がマイナスになる思考・行動とは、どのような時でしょう?
人への文句や愚痴、悪口、いろいろと浮かんできますが、ネガティブにしてしまうもう一つの大きな要因は、
将来にたいする想いです。
その将来にたいする想いは、まだ起きてもいないことを勝手に心配することほど、意味のないことはない、と言っています。
悪い想像、心配をすると、うまくいっているものもダメになってしまいます。
あなたの心は、何によって変化しますか?
運動や食べ物によって身体は、変化していきます。では、心は何によって変化しますか?
それは、聞いた言葉です。目にした出来事です。私たちは日常生活のなかで家族や友人、自分を取り巻く人達の言葉によって心は変化していきます。
そして未来(自分の将来)は、何によって変化するのか?
それは自分が言った言葉です。自分が発した言葉は、自分の耳に一番最初に入ってきます。
ダメだと言っていたら、絶対に無理です、できません。どんなに無理そうなことでも、絶対にできると言葉に出して言う。そして実行へと移す。だんだんと成功へと近づいていきます。
最終章では、このようにまとめられています。
川の流れのように生きる
・物事をありのままに受け止める。
・自然の流れに任せる。
・人事を尽くして天命を待つ。
・一生、悪い時期が続くことはありえない。
・「これはこうあるべき」という枠をはずす。
・執着を捨てると望みがかなう。
・迷ったら本音で動く。などなどです。
やはり、
過去の思考が現在の自分を作り、
現在の思考が未来の自分を作りだす、のですね。

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