意外とむつかしい、認知症テスト

石灯籠と南天の実
真っ赤な南天
介護

こんにちは、ヨーキや です!

あるサイトで認知症テストをしています。

落ち着いてすれば良いのですが、こんなのは簡単に済ませてしまおうと思うと、意外やいがいです。

認知症といえば、どうしても「もの忘れ」ということを思い浮かべます。

しかし、この「もの忘れ」ということを初期段階で一番自覚しているのは、実は本人なのだろうと思います。

でも、認知症のごく初期段階というのは、かなり密接な関係の中で暮らす家族のなかでは、なかなか気づき得ないことなのかもしれません。

特に、家族でありますから、「まさか、認知症?」ということに結びつけるのは、初期では難しいことです。

しかし、注意深く見つめ接していくことで初期段階を発見し、症状を遅らせることが出来るのではないだろうかと、今ではそう思います。

遅らせることが、本人にも家族にもベストな状態です。

ダイヤモンドリリー

10数年前(75歳頃)、母は、買い物に行くといってなかなか帰ってきませんでした。

そうしたことが何度もありました。

頻繁に起こるようになり、だんだんと店の方から電話が掛かってくるようになりました。

いま思えば、その頃から発症していたのだと思います。

最近気づいたのですが、介護する側が本人は覚えてないから別に良いだろうと判断をする。

話しを疎かにする、伝えるのを止める、聴かせないようにする、というような事です。

しかし、いくら認知症を患っていても、どうも周囲と話しが噛み合わない、ボンヤリした感じだけど変なことが、おかしなことが起こっている。

そのような不安や混乱を必ず抱くものです。

そうすると、そのことに対して怒りを感じている。

そこが怒りやすくなる原因の一つかもしれません。

老いていくうえでの「もの忘れ」

その中で、物忘れと認知症の記憶障害には、違いが表れるそうです。

記憶は、数分から数日のことに対する短期記憶と、数か月から数十年前にわたる長期記憶に分けられます。

認知症の初期では短期記憶が失われやすく、症状が進行すると長期記憶へと障害が広がっていくといわれています。

失われやすい短期記憶のなかには、さっき物を置いたその場所を忘れる。

これはあります。また、部屋から炊事へ行くと、「あれっ、何しにここに来たのかな」とか。

そのような時は、まあいいや、と考えるのではなく、思いだした方がいいそうです。

母には、十数年たって時間の見当識障害がある、というのを感じます。

いまが何時か、何月何日かが分からなくなり、昼か夜か、今はどの季節なのかわからなくなっています。

それ以外にも、発症すれば想像しうる障害のすべてが表れる可能性があるように感じます。

記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解判断力障害、などです。

離れた親の心配や一人で暮らす親の心配もあると思います。

そういう時は、地域包括支援センターを利用するのがいいと思います。

地域包括センター

地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。

専門知識を持った職員が、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように介護サービスや介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談に応じており、介護保険の申請窓口も担っています。

各市町村が設置主体で、自治体から委託され、社会福祉法人や社会福祉協議会、民間企業などが運営しているケースもあり、人口2~3万人の日常生活圏域(多くの場合、各中学校区域)を1つの地域包括支援センターが担当しています。平成29年度時点で、全国に5020施設あります。

利用条件は?

地域包括支援センターは、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、またはその支援のための活動に関わっている方が利用できます。

注意が必要なのは、支援や介護が必要な方と、相談したい方が離れて暮らしている場合です。


離れて暮らす親について家族が相談したい場合は、支援対象者となる親が住んでいる場所の地域包括支援センターに問い合わせることになります。

きっと良い相談ができると思います。

お問い合わせ