報道

コラム

ここ数ヶ月、連日連夜マスメディアより流される報道はコロナウイルス一色に染まりました。

依然として情報は錯乱し多岐にわたって報道されていますが、大きく分けて三つの視点から構成されているように感じます。

一つ目は、過去。

コロナウイルスの発生源はどこなのか?どこに責任があるのか?

政治的なしがらみも垣間見えながら、そこから派生する賠償問題などへと報道は続いていきます。

そして過去の集団感染とよく比較をされているのが、スペイン風邪です。

1918年から1920年に流行したスペイン風邪は、全世界で患者数約6億人、2,000万から4,000万人が死亡したとされています。

正確な数値は分かりませんが、日本においても患者数が2,300万人。

その発生状況の精密分析を行って、死者は38万人だったといわれています。

また、流行も当時2波にわけて発生しました。1回目は秋から冬にかけて、2回目は秋から年を越して冬に掛けて蔓延していきました。

二つ目は、現在。

ウイルスへの対策、治療薬はどのように使用され、どこにあるのか?ワクチン開発の各国の進捗状況など。

しかし、もっとも大きな関心事は、経済復興です。各国がしのぎを削っているのは、紛れもなく経済復興です。

一刻も早く復興を成し遂げ、次なる時代の主導権を握っていく。そこへ向けられているように思います。

各政府は、国民第一主義で動いているのは間違いのない事実ですが、それぞれの国の「緊急事態宣言の解除」なども他国との競争を視点に入れながら行われているような気がしてなりません。

また、特別定額給付金を含めた様々な定額支援制度なども大きな耳目を集めています。

三つ目は、未来。

今後、世界がコロナウイルス感染の収束に向かって、どのように進んでいくのか。

ここに大変興味深いサイトが立ち上げられています。

ノーベル賞を受賞された山中氏の「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」です。

そこでは、さまざまな視点から問題定義がなされ、そのなかで解決すべき課題として「緊急事態宣言の延長が安倍首相から発表された後、西村経済再生大臣の会見で”The Hammer and the Dance”という概念が紹介されました。」として日本の方針を説明されていました。

そのすべてをここで紹介することはできませんが、医療崩壊を防ぎ、経済が成り立っていくためには、「緊急事態宣言が解除されても、決して元通りにはならない、正常の60%以上、人と人との接触を減らす努力は長期間(おそらく1年以上)必要であることを、The Hammer and the Dance理論は訴えています。」と、結ばれています。

人との接触を控え、感染を抑え込む方法を取りながら、時間的な余裕のある今、次なる対策・ワクチンの開発や治療薬の完成を目指すものだそうです。

しかしやはり、国境のない病原菌から身を守るためには、ウイルスとの共存であれ、闘いであれ、世界が一つへと向かっていくことを学んでいるのだと思います。

まだまだお互いに忍耐強い自粛は、自分のために、周りの大切な人のために、必要であると訴えられています。

繋がるツタの葉

 

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