生活習慣病(ストレス)

ススキのたなびき 介護


随分前、友人の心理カウンセラーと話している時。

たぶん私は、うつ病にはならないような気がする、と言ったことがあります。

するとその友人は、それは違う、と説明をし始めました。

ストレス

うつ病は、誰にでも起こりえる病気で、例えば、家族や伴侶の死ということに出合ったとき、その一つは、乗り越えられるかも知れない。

しかし、そこにもう一つ、親の認知症や、また更に自身の離職などが重なったとき、精神的なバランスは崩れていく。

というような説明をしてくれました。

今では、まったくその通りだなと思います。

原因

ストレスと聞くと、イヤなことや辛いことが続くと感じる、、、と考えがちですが、嬉しいことも楽しいこともストレスの原因になるそうです。

ということは、あらゆる場面でストレスは感じたりするものなんですね。

実際、外部からの刺激としては、天候や騒音などの環境的な要因があります。

たしかに騒音は、大きなストレスの一つになります。

そして、その騒音が、睡眠の邪魔になるということにでもなれば、病気や睡眠不足などの身体的な要因とも重なり、もっと大きなストレスになります。

そのほかにも不安や悩みなど心理的な要因。

晩秋の立木
晩秋の立木

そして、人間関係がうまくいかないという、対人関係の悩み。

実は、この対人関係の悩みは、悩みの9割を占めているともいわれています。

家族や、子育て、夫婦、以外の第三者にたいする悩みの対処法には、私はこれが一番効果的ではないかと思っていることがあります。

対処法

それは、自分にとって大切なものは何か?それを3つ選び出すことです。

たくさんの大切なことを選び出し、だんだんと絞っていく。

残ったのは、何なのか?

それが、自分にとって一番大切なものなのだと思います。

そうしたことをストンと心の中に治めていくと、我慢していたことがストレスでなくなったり、何を言われても、どんな態度を取られても、自分の価値観には影響がないと考えることが出来るようになると思います。

他人の心と過去は、やはり決して変えることはできません。

そうした対処法を知ることと、いざとなったら引っ越しをするとか、仕事を辞めてしまうとか、そのような最悪の場面も想定することなどさえも、心のどこかに落とし込んでおくということも大切なのだと思います。

逆に、そのようなある意味開きなおった考えを持つことが、これらの環境をスムーズに流していくのかもしれません。

いずれにしても、心に負荷を与えられた苦しさはつらいものです。

過度なストレスを感じることから、発症する「うつ」には、いろいろな病気との関係があります。

例えば、うつが続くと脳卒中や心筋梗塞などの病気にかかりやすくなるそうです。

逆に、脳卒中や心筋梗塞になったのをきっかけに「うつ」になる例も。

また、高齢者の場合、物忘れが急にひどくなるなど認知症を疑わせる症状の原因が「うつ」であることもあるそうです。

精神の安定というのは、本当に大切なことであると思います。

「こころの健康センター」各都道府県所在地

各都道府県・政令指定都市には、精神保健福祉センターが1か所ずつあります。

こころの健康センター」などと呼ばれている場合もあるそうです。

センターでは、こころの健康についての相談、精神科医療についての相談、社会復帰についての相談、アルコール・薬物依存症の家族の相談、ひきこもりなど思春期・青年期問題の相談、認知症高齢者相談など精神保健福祉全般にわたる相談を行っています。

電話や面接で相談できます。

心が自分の許容範囲を超えているようなら、早めに対処、連絡をされる方がいいと思います。

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