目次

本書は、「すぐやる人」と「やれない人」の違いを50節ほどに分けて紹介しています。
50節ほどもありますので事細かく掲載されています。
例えば、すぐ行動に移せる人は、やろうとすることを一杯いっぱいに詰めるのではなくて、脳内に余白を残している。
それとともにお腹にも余白を残しておくことが大切である。そのように具体的なことが書かれてあります。
目標達成率を上げ、習慣化するためには、if-thenプランニングが効果的である、というような習慣化を作りだすための紹介ではなく、
「すぐやる人」と「やらない人」の違いは、こういうところにあります、というような紹介になっています。
三つに分けて紹介していきたいと思います。
意志×環境×感情
すぐ行動に移せる人は、仕組みで自分を動かしていくといいます。
意志力を鍛えるのも大切だけれども、すぐやってしまう環境を作り、すぐやるための感情を作りだします。
そのためには、いきなり大きな石を動かそうとするのではなく、軽くてすぐ動かせそうな石から動かします。
たしかに厄介で面倒なことから片付けてしまおうと思いがちですが、それではその大きなことをするのに、あまりにたくさんのエネルギーが必要となり頓挫するか、疲れてしまう、そのようなことはたくさん経験してきました。
まず小さなことからです。
動きやすいことから始めて、だんだんとリズムに乗って仕上げていく。
将来の目標を掲げて進んでいくのも、目の前にある小さな日常の一つからでしょう。
どのような行動であれ、大きなことを考える必要はありません。
自分なりにできること、その動きが自分のために、他者へのために、動けること。それでいいのだと思います。
「でも」を「だから」に変えてみよう!
「楽しそう。でも、今は時間がない。」を「楽しそう。だから、時間を作ってみよう。」
「やってみたい。でも、自分にはできない。」を「やってみたい。だから、詳しい人に聞いてみよう。」
このような考え方に変わっていけば楽しいですね。
ポジティブに陽気に、自分の可能性を探していけます。
私たちは、やはり触れる言葉の影響を無意識のうちに受けています。
言葉の力を信じ行動できる人は、すぐやれる人になっていきます。
今、自分にできることに集中すること
振り返ってみて思うことですが、行動というのは癖がつきます。
特に安易な行動、怠惰な行動、あっというまに身についてしまいます。
それをほんの少しずつ打破していくのが、「すぐ動く。」ということに繋がっていくのだろうかと思っています。
善きことを、自分のため、人のために、すぐ行動する。
少し人生が変わっていくと思います。
パブロ・ピカソのことば
行動が全ての成功への根本的な鍵である。

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