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認知症は、理解すればするほど、そして自分自身に当てはめて考えれば考えるほど、ちょっとブルーな気持ちになったりもします。
しかし、早めに予防することで遅らせることは出来ると言われています。
どんな予防があるのでしょうか。
認知症予防
認知症の予防には、4つのことが上げられています。
1、生活習慣の改善
2、運動と睡眠
3、社会的な交流を進めることが大事。
4、最後に早期発見と言われています。
生活習慣の改善には、適正カロリーでお腹は八分目、塩分は控えめに、といわれています。
これは、ずっと以前から言われ続けていたことですね。
生活習慣の食事に関して、予防には、もっとも効果があり適正な方法なのでしょう。
以前、胆石症に罹り腹腔鏡下胆のう摘出手術で、2週間(普通は、手術後3~7日程で退院だそうです)ほど入院をしていた生活を思いだしました。(入院中にあろうことか、痛風を患いました。その結果の2週間です。)
ほんとうに少なめで、味はうすく、正直おいしくない食事でした。
しかし、たぶん多くの人に当てはまる塩分ひかえめというのは、ちょっと物足りない薄味です。
タバコはやめて、アルコールは適正量と言われています。
このような生活習慣の改善によって、脳卒中の発症リスクを下げ、認知症を予防していくということです。

生活習慣病
認知症には、認知症を発症しやすくする生活習慣病があります。
限りなくリスクを高めてしまう生活習慣病です。
特に影響を及ぼすものは、高血圧と糖尿病であるといわれています。この二つの病が重なっていくと、約二倍の発症リスクに高まっていくそうです。
そして重要なことは、認知症予防は高齢期になってからの予防では、効果が薄いということだそうです。
40~65歳までの健康管理が極めて重要だといわれています。
私たちにも、一見して分かりやすいかたちとしては、「メタボリック症候群」があげられると思います。
生活習慣病の兆候がある場合、いちおうの目安ではありますが、男性の場合は、腹囲が85センチ以上、女性の場合は、90センチ以上であるといわれています。
ちょっと油断をすると、すぐにでも超えてしまいそうな腹囲です。
これは糖分の取り過ぎによるものだと思います。
生活習慣病(塩分)
もう一方、生活習慣病を誘発する食生活のなかでは、塩分の取り過ぎがあげられています。
下記に、食品に含まれる食塩量の表を転載していますが、想像以上に食品に含まれる食塩の多さに驚かされます。
ほとんど塩分を含んだ調味料は使わない、というような姿勢でいかないと、適正な塩分摂取は困難であるとも思います。
出来るだけ塩分は控え、高血圧を予防し、生活習慣病の発症を防ぐ。それがしいては、脳卒中、認知症発症のリスクをさげていく、ということに繋がっていくのだと思います。
食塩量 →高血圧 → 生活習慣病 → 脳卒中 → 認知症
このようなリスクを含む形になるのでしょうか。
塩分摂取量を減らし、生活習慣病の発症を抑える。
こうした改善にたいして、認知症の抑制に成功している国があります。
認知症患者数の抑制に成功している国
認知症の増加は、先進国だけにとどまらず、アジアの新興国にも増加が著しいと指摘されています。
地球的な規模の認知症の増加です。
そうした地球的な規模の増加のなか、認知症患者数の抑制に成功している国があります。
イギリスです。イギリスも他の国々と同様に高齢化は進んでいます。
高齢化率は、1990期の調査、2010期の調査、この20年間で高齢者は増えたにもかかわらず、認知症患者数は、ほとんど増えていなかったそうです。
結果、認知症有病率は、22%も減少したといわれています。
すごい数の減少率です。
有病率の低下・方法
実施された対策の基本は、生活習慣病の予防と治療に取り組んだ、とあります。
具体的には、タバコの自動販売機、陳列販売の禁止。
さらにイギリス政府は、塩分の摂取量を1日6グラム以下にする減塩政策を徹底したことなどがあげられています。
と、謳っただけではないのです。
85種類もの食品にたいして、段階的に食塩含有量の削減に取り組んだのです。
食品100グラムあたりの塩分量を日本と比較してみますと、食パンは、1.0グラムにたいして、日本は、1.27グラム。
ケチャップにいたっては、1.8グラムにたいして、日本は、3.3グラム。
約倍であります。このような徹底した食品管理によって生活習慣病の発症を減少し、認知症患者を抑えることに成功したとあります。
ちなみに、日本人の一日の塩分摂取量は、男性10.9グラム、女性9.2グラムといわれているそうです。
やはり塩分摂取は、多いですね。
睡眠中に妙に喉が渇いてしまうのは、この摂取量が原因かもしれません。
6グラムの食塩とは、
画像で見ると、6グラムの食塩は、これくらいです。

手作り感、満載です。
思ったよりも多く感じませんか?
調味料として、ゆで卵に塩を掛ける感じだとかなりの量です。
この1.8倍もの量を日本人男性は摂取しているんですね。
しかし、私たちはどこら辺でこれ以上もの食塩をとっているのでしょう?
それは、イギリスが段階的に減塩対策として進めてきた食品の含有量にあります。
日本では、減塩醤油など少しずつ見かけるようになってきましたが、まだまだであります。
下記の 食塩の量 に、食品に含まれる含有量の表があります。かなりの食塩量が含まれています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
生活習慣の改善には、適正カロリーと控えめな塩分があげられます。塩分の摂取量は一日6グラム以下です。
なぜ塩分を控えなければいけないのか、それは過剰な塩分の摂取は脳卒中リスクをあげるためです。そして、脳卒中の発症は、認知症を誘発します。
食品に含まれる食塩の量を、ある程度は把握する必要があると思います。分類して把握しておくと覚えやすいかも知れません。
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