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黄色のガードレール
県内を車で走っていると、黄色のガードレールに気づきます。
かなり長い距離の山道、黄色のガードレールは続いています。
ここは、県道です。住んでいると、あまり真新しくもなく珍しいものでもないのですが、忘れた頃にクイズ番組などで出題されています。
もちろん全てのガードレールが黄色というわけではありません。国道では、他県と同じく白いガードレールです。
あちらこちらでこのような感じに、コントラストをなしています。

なぜ黄色なのか?
昭和38年(1963年)に第18回 国民体育大会(国体の正式名称です。)が、山口県で開催されました。
開催にあたって、何か特色のあるものを作ろうと考えるなか、特産品であり、県花でもある「夏みかん」にちなんで、県道のガードレールは黄色に塗り替えられたそうです。
だから、正確には、黄色ではなく夏ミカン色ということになります。
そして、よくよく見てみると、痛んで修理されたような僅かな幅のガードレールも、もちろん夏ミカン色に補修されています。
夏ミカン色のガードレールは、目立って走りやすいと評判です。
そんな思いのこもった夏ミカン色のガードレール、車で山口にお越しの際は、必ず気づかれると思いますよ。
自衛隊の駐屯地
県内には、多くの自衛隊駐屯地が点在しています。
その数、8カ所。
また三方を海で囲まれているため、防衛の要衝としての役目を果たしています。
そうしたなかに陸海空の自衛隊が整備され国を守っていますが、全国で同一県内に三軍がそろっているのは、5カ所しかないそうです。
東部に位置する基地
岩国基地は、海上自衛隊と米海軍の共有として使われ、毎年5月5日に共同開催(岩国フレンドシップ・ディ)で一般開放されています。
町全体が、基地の人々と共存しています。そして、多くの基地関係者が、町にあふれています。
基地内の滑走路を使用している錦帯橋空港(岩国)は、毎日、5便の羽田への発着、1便の沖縄への発着便が出ています。
空港のすぐ近くにある駐車場も、利用者は駐車代が無料で、東京も随分と近くなりました。
これからの錦帯橋周辺は、美しい紅葉を彩っていきます。
岩国フレンドシップ・ディの当日には、ブルーインパルスなどの航空ショーが繰り広げられ、それを一目見ようとものすごい人混みであふれています。
2019年には、県内外から165000人の来場者がありました。
5月5日に行かれる方は、ぜひとも朝早くから入場し航空ショーを満喫してください。当日の終了時間は早く、14時~15時頃には終わっていたと思います。
昼食は、ビッグなハンバーガーやピザなどを基地内で販売しています。
特産品

フグと言えば、山口! というくらい特産品として河豚は有名です。
県外に出て生活をしていた頃、出身地は山口といえば必ず返ってきた言葉が、フグやね、でした。
河豚の呼び方
山口県西部の下関や九州の北部の人たちは、フクと呼んでいる人が多いそうです。
呼び名については、すでに江戸時代の終わり頃に、下関辺りで捕れた河豚のことを、「河豚は、福の意義なればとて、祝儀事の贈物に用いて大に珍重するよし」とあります。
今でもその説は有力で、下関の人は「河豚は、福とかけてフクと呼んでるんや。」って言ってます。
しかし今は、全国的にはフグという呼称が多いですかね。
河豚の漁獲量は?
山口県の漁獲量をみてみると、全国で5位(平成29年)です。
三方を海に囲まれた山口、思ったよりも多くはないですよね。
それが何故、フグといえば山口・下関となったのか?
実はフグの取引量が世界一だからです!
下関市の南風泊(はえどまり)市場は、日本で唯一のフグ専門の卸売市場です。
各地の漁場や養殖場から、生きた天然物・養殖物が同市場を目指して陸路、海路、空路で運ばれてきます。
市場内では、競り人が張り上げる掛け声で、場内は活気づいていき、テレビなどで見かける筒状の黒い布袋の中で競り人と仲卸人が指を握って値段を決める「袋競り」の様子は、南風泊市場の名物となっている取引方法です。
年末年始にフグ競りの様子を放映しているのは、南風泊市場です。
全国各地から集まり、取引が行われる。
そのような理由から下関は有名になったのでしょうね。
市場で食事を
美味しくて、高級魚としてのブランドでもあり、訪れたなら必ず食べてみたいですよね。
市場では、食事ができます。
南風泊市場はもちろんのこと、唐戸市場でも二階からは、一階の市場の風景が見られ、食事のできるお店もあります。
市場ですから、わりと早い時間に行かないと終わってしまってます。
以前いったとき、少し遅めの時間に昼を食べるつもりで寄ってみると、閑散としていました。
でも、少し朝早くに市場独特の雰囲気を味わいながら行ってみると、新鮮な楽しみが見つけられるでしょうね!
ぜひ、山口にお寄りの際には、下関の市場巡りをプランに どうぞ!
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